映画「悪人」は感動の一作

/ 2010-09-30/ Posted in ココロ / No Comments »


「大切な人はおるね?」

話題作「悪人」を観ました。主演の妻夫木くんがテレビで「なりきる、じゃなくて、なる」という役作りをした、というインタビューを聞いてから観たくなり、原作を読み映画を観ました。

映画で訴えられているのは、「大切な人の存在」。最近こどもの虐待などをはじめとする、家族ですら大事な存在とならない時代を反映したものではないのだろうか。

「あんた、大事な人はおるね?」と若者に問いかける映画のシーンで、私はこの佳乃の父親のように大事な人を失ったら、と考えさせられました。同じ立場に立ったらどんなつらい思いだろうか。

あえて?原作との微妙な違い

脚本は原作と同じ吉田修一さん。ほとんど原作に忠実ですし、セリフも同じものが多いです。なのに、映画の終わり方は、原作と微妙に違うんですね。どうしてる違うようにしたのかな?映像がある分だけ、シナリオを変えたのでしょうね。どうしてそのように変えたのか、まだ私にはわからないです。
どちらが良い悪いではないです。小説を読んだ時逮捕シーンの主人公の心がハッキリとわかりませんでした。でも、その後の話しで予測できたのです。映画では、その後の話はなくなって、その代わり逮捕シーンの映像は小説にはないシーンが追加されていました。

ハッピーエンディングを再認識

このブログ「ハッピーエンディング」の意味はハッピーエンドに向かっている途中だということ。ハッピーエンドは終わってからしかわからない。そう思える日のために、日々大事な人との関係を大切にする必要がある、改めてそういうことを強く感じました。

映画の登場人物はみな本当に迫真の演技でした。たんたんとした中にこめられた感情、やり場のない思い、怒り、そういうものが自然とにじみ出ていました。
すばらしい映画に感謝です。


Leave a Reply

Name required

Mail (will not be published) required

Website

Spam Protection by WP-SpamFree