2011年の市場動向 エコノミスト嶌峰氏の分析


第一生命主席エコノミスト 嶌峰さんの話

「2011年の内外経済・市場動向」と題する、(株)第一生命経済研究所 主席エコノミスト 嶌峰義清氏の話を聞く機会がありました。とても元気な島峰さんの話はおもしろく、幅が広く、投資をする上でのヒントになることはとても多かったです。

(株)第一生命経済研究所 主席エコノミスト 嶌峰義清氏

正確にその分析内容を伝えることはできませんが、90分間の島峰さんの話を聞いて、私が理解したところはまとめます。

(株)第一生命経済研究所 主席エコノミスト 嶌峰義清氏のテキスト
  • 卯年は過去の72年の実績を見ると、日本経済は大きな成長を遂げた年に当たっている。世界景気の先行指標である、世界のIT投資は底打ちの兆候が見られる。2011年後半から日本経済は持ち直すのではないか。
  • 米国経済は回復基調にあるが、貯蓄率の上昇・住宅購入意欲の衰えなど、まだまだ本調子とは言えない。
  • 欧州は勢いにかげりが見られる。
  • 新興国では、中国・インド・ブラジルは引き続き成長するだろう。

やはり世界経済は今年も新興国頼みという状況なのかというように感じられます。とはいえ、新興国には投資マネーが集まりすぎていて、インフレとバブルが懸念されます。政策金利の値上げが間に合っていない国もあり、新興国なら一様にいいというわけではないとのこと。注意が必要でしょう。

日本の赤字国債

期せずして赤字国債のことについて話題に挙がりました。
嶌峰氏によると、

日本国債の95%を日本の機関投資家が持っているから安全と言われているが、だんだんそうでもなくなってくる。借金が増えていけば、世界の機関投資家からも狙われる(国債の下落で利益を上げる)状況に置かれる。狙われるようになれば、国債の下落、金利の上昇という事態が起きてこないとは言えない。

とのこと。
借金は大丈夫だという人と、そうではないという人がいます。借金は大丈夫という人たちの論点は、日本経済が破綻するかどうかということ。それが起きたらわれわれ国民にとっては大問題なのであって、それは絶対に起きないようにしなければならないのです。それに加えて、世界経済における製造業としての日本の影響力は縮小しており、人口減も考えるとこれまでのような経済成長は見込めません。相も変わらずの感覚で、あるいは景気回復を旗印に借金を増やし続けることは避けないといけないと思います。

嶌峰さんの話によって、日本国債が売られるシナリオのスタートはそう遠くはないんだと考えさせられました。


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