がん術後15年目の記念日

/ 2011-05-28/ Posted in 健康 / No Comments »


手術日が記念日

私の父が食道ガンを手術して、昨日で丸15年が経過しました。私はこの日を迎えると、毎年忘れずに父に電話をしてきました。

「今年も無事に来たね、おめでとう」
そんな軽い会話です。手術した日ですからそのこと自体はおめでたいことではないですが、術後1年目からはとてもうれしい記念日となっています。

ガンは術後10年が経過するとほぼ再発はしないと言われています。10年目までは毎年節目の電話の時には、手術当時のことを思い出して「良くここまで来たなぁ」と話していたのを思い出します。

本当にそうなのです。食道ガンだとわかった当時、私は神奈川から実家に車で6時間かけて頻繁に帰っていたのですが、一番判断が難しかったのは手術をするか否かでした。

手術をしない選択肢はあったのか?と思うかもしれませんが、当時はすでに近藤誠さんという医師が「手術を選択しないガン治療」の考え方を提唱していました。それをにわかに正しいと判断することはできませんでしたが、彼の書籍を何冊も読み漁って悶々とする日々でした。食道ガンの手術における成功率が30%という数字を見ると、手術を受けることが本当にいいことなのか判断しかねていました。

一時は「手術はしない」という父に同調して、母に手術はやめようと勧めてもいたのです。手術をしなければ余命はせいぜい3ヶ月と言われていましたから、それを思えば10年という時間は当時想像することもできない長い時間でした。

難聴対策はメール?

過去14回はずっと電話をしてきたのですが、今年はメールで連絡しました。というのは、父の老人性難聴がかなり悪化して、電話で話してもなかなか通じなくなってしまったのです。

話が通じないことは昨年末に帰ったときにも感じましたが、最近では本人が電話に出たがらないと母から聞いていました。これでは良くないと、母が一生懸命説得して父に携帯電話のメールを教えたのです。
母から連絡をもらって知っていた私は、野球好きの父のために野球の話題を書いて送っています。

過去に父に何回かメールを使うように教えようとして失敗していたようですが、今回はさすがにメールしかコミュニケーション方法がないと観念して(?)、マスターしたようです。私が受け取るメールもかなりちゃんとしたものになりました。

必ずしも電子機器に強いわけではない82歳の父がケイタイメールをはじめたなんて、思わず感動しました。母はぼけ防止にといっていましたが、難聴の人には抜群のコミュニケーションツールになるのではないかと思います。


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