マンションの大規模修繕工事の始め方

マンションの大規模修繕はマンションの将来を左右する

マンションは竣工から12〜13年経過すると大規模修繕工事を行ないます。

そのために、購入当初より修繕積立金を積み立てています。

マンションの修繕積立金は、マンションの管理費と並んでマンションの費用の過半を占めています。

大規模修繕工事をどのように考え、いくら費用をかけて実施していくのか、
それによってマンションの将来は大きく変わってきます。

マンションの修繕工事にお金をかけすぎて、将来の修繕積立金が不足する事態になれば、
2度目3度目の工事が実施できません。実施するためには工事費用を一時金として
住民が負担することだって必要になります。

年月を経るほど居住者の年齢は上がりますので、入居から25年〜30年を経過すると、
多くの人は年金受給者となっており、工事費用を負担することは難しくなります。

マンションの大規模修繕工事の意義

修繕積立金は、マンションによって違いはありますが、
月々5千円〜2万円くらいの金額で払っていると思います。

過去に色々調べたところでは、1万5千円くらいが相場というデータがありました。
仮に月額1万5千円だとすれば、30年間払えば1戸あたり540万円にもなります。

それだけ、マンションの修繕は大がかりなものだということです。

でもよく考える必要があるのは、

大規模修繕工事というのは「絶対やらなければならい工事」というものが決められていない

ということです。

マンションの造りにもよりますし、マンションの住民がどのように考えるかで、
どのような工事をどのレベルまでやるかを決められるのです。

もっと正しく言えば、
自分たちで責任をもって決めないといけない
のです。

そうでなければ、大規模修繕工事を担当する管理会社やゼネコンの
言いなりの工事となり、無駄を含んだものになりかねません。

無駄はすなわち「自分たちが払うお金」に跳ね返ってきます。
つまり修繕積立金の値上げが必要になります。

永く住むためには、マンションがきちんと維持されていくことも必要ですが、
併せて住民支払っていける修繕積立金に抑えられるように、
しっかりと見極めていく必要があります。

マンションの大規模修繕工事を行う最大の目的とは

マンションが実施する大規模修繕工事の最大の目的は何でしょうか。

老朽化した設備を復旧させ、住みやすさを維持し、また資産価値を維持・向上する
ということはよく言われることです。

そう考えると、きちんとお金を出して、

「傷んだところは直していかないといけないんだ」

と捉えがちですが、

傷んだところをお金をかけて当初の設備の状態まで普及を目指すのかどうか
資産価値を維持・もしくは向上することにお金をかけるのかどうか

マンションの住民間でしっかりと吟味する必要があります。

その観点で、大規模修繕工事を実施するときは、理事会や修繕委員会は
次の観点でマンションのことを考える必要があります。

  1. マンションの老朽化状態の把握し、状態が良くないものは防止する
  2. 住民間でマンションの資産価値維持に対する、どこまで投資するのか共通認識を持つ
  3. 住民の手による修繕計画を立案し、修繕積立金の積立計画を見直す

大規模修繕工事に取り組む第一歩は核になるメンバーを作ること

大規模修繕工事に取り組むには、自分たちのマンションの価値をどう維持していくのかを
自分たちで決めようとする人たちが必要です。

そのような
核になるメンバーが数名集まることから始める
必要があります。

それは大がかなりなことではありません。
「あなたがその一人目となること」
です。

まず一人が声を上げ、それに賛同する人を増やす、それが必要な第一歩です。


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補聴器代わりに使う、集音器の効果は絶大

2014-06-20 / セカンドライフ / 0 Comments

3万円の集音器が20万円近くする補聴器より良く聞こえる不思議!

80歳を過ぎた父は、ここ数年で一気に耳が遠くなりました。5年ほど前に一度補聴器を買ったのですが、思ったような効果は見られず父はすぐ外してしまいました。でも、父の耳は悪化の一歩。何とかしないといけないと思い、補聴器買い替え希望の両親のため、今度は補聴器をしっかり試して選ぼうと決め、私が父に付き添ってお店に行き、説明を聞き、数日間試し、その上で買ったのです。それでも、1ヶ月と持たずに父は使うのをやめてしまいました。試していたときほどの効果はなぜかその後すぐになくなってしまったのです。

20万近くも払って買った最新モデルでもこの状態でしたから、もうどうしようもないのかと思っていました。そんな折、たびたび新聞広告で見かけていた、パイオニアのフェミミを試しにと購入したところ、劇的な効果があったのです。

母の喜びの声、父の「自信を取り戻した」という意外な言葉

買ったその日に、父は話しがわかるようになり、お互いストレスから解放されたと、母から大喜びの声が届きました。数日後、父と話してみると、「自信を取り戻した」という意外な言葉を発したのです。父本人も人の話が聞こえないために、後ろ向きになっていたようですが、これによって大きく変われたということらしいのです。

耳が遠いことは高齢者が抱える大きな問題

これほど大喜びしてもらえるとは、私自身驚きでした。事前の念入りな調査が功を奏しました。ネットで補聴器と集音器の違いを調べ、そして試聴できるところを探して、自分の耳で試してみた甲斐があったというものです。視聴はヨドバシカメラで可能でした。
ちなみに補聴器と集音器の違いは、医療機器として認定されているかどうかの違いのようです。見た目にも大きく違います。補聴器は耳に入れる、あるいは耳に付けて使いますが、集音器はヘッドホンを付けて両耳で聴くというスタイルです。

集音器に踏み切れた最大の理由

集音器の存在は以前から知っていましたが、購入に踏み切れなかった理由は2つあります。
  • 集音器は携帯用のヘッドフォンを耳に入れるタイプであり、補聴器を付けていることが人にわかるので父は嫌がりました。
  • 集音器は補聴器ではない(医療機器ではない)ため、効果を試したり予測することができませんでした。
今回この2点が解消されたことで利用に踏み切れました。父は耳が遠いことが解消できるなら、補聴器(集音器)を利用していることが人にわかっても構わないと考えるようになりました。そして、もう一つは、実物を実際に手にとって試せたということです。店舗に行けずあいにく父は試すことはできなかったのですが、私自身が試すことができました。その結果、ラジオの野球放送をイヤホンで聴くことができる父なら、集音器でも聴くことができそうだということが、ほぼ期待できたからです。

補聴器より集音器の方がいいのか?

2台の補聴器に30万円以上も投資して、効果のある結果が得られなかったことを身を持って実感している母は、

「補聴器を買おうとしている人がいたら、ちょっと待って、集音器があるよ!」

とアドバイスしたいと言います。

もちろん個人差はあると思います。聞こえ方は人によって違うでしょうし、補聴器より集音器の方が確実に効果があるかどうかはわかりません。しかし、補聴器は耳に入れて使う、という目的のため
  • 小さく作る結果、集音機能や音から会話以外の余計な音声をカットするための機能がちゃんと盛り込めない
ということが考えられます。
  • 値段が高いこともあり、医師は「聞こえる方の耳で聴く」ことを勧めており、1つだけ買うことが多いのですが、集音器のように両耳で聴いた方が言葉がわかりやすいのではないか?
という風にも考えられます。
補聴器ならば両耳で30万円以上の投資になってしまいます。

幸せな人生のために

耳が遠い人にとって、何気ない日常の会話を普通に行えることってすごく大事なことです。
補聴器にしろ、集音器にしろ、耳から直に聴くものとは大きく違います。それでも、会話が成り立つことはとても大事なことです。
その当たり前のことを手に入れるために、補聴器しかないと思っていた私にとって、集音器が耳の遠い人に十分効果のある機器となりうる、人によっては補聴器以上に役に立つのだという今回の発見は、とても貴重でした。これが半年、1年と使い続けても効果が落ちないかどうか、両親を見守っていきたいです。

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ケアマネとリハビリ担当の変更で病状が大幅に改善

2013-03-03 / セカンドライフ / 0 Comments

ケアマネージャの変更

最初に父の介護に対して担当となったケアマネージャは、入院した病院先で決まった人でした。残念なことに、病院の方針に沿ったことしかせず、患者本人や家族が要望を伝えても、それが病院に不利益なことであればすぐに病院に伝え、病院の方から説明が入るようなかなり病院寄りの人でした。

ケアマネは、介護を受ける当人や家族の意向によって自由に変えられる。

これを知人のケアマネに聞いたときは、そんなに違いがあるものなのかなと思いましたが、この頃はさすがに「ケアマネを変えなければ何も変わらない」、という風に考えるようになっていました。

問題は「ケアマネをどう探すか?」ということです(知人のケアマネは遠く離れていて依頼できなかったのです)。
市役所にも出向いて尋ねましたが、

ケアマネが所属している事務所の一覧を渡すことはできるが、
特定のケアマネを紹介することはできません。

という回答でした。役所の立場から言えばそのとおりでしょう。

そこで、母の知人が長年頼っているケアマネを紹介してもらうことにしました。
会って小一時間の後、
「お父さんを歩けるようにしましょう。」
という言葉が出てきたと言います。母はようやく自分の思いを理解する人が家族の他に現れたと、心底喜び救われた思いだったと言います。

こうしてケアマネを変更することになったのです。

リハビリ担当の変更

リハビリ担当(理学療法士)は入院した病院の人でしたが、リハビリを始めて2ヶ月以上経過しても父は立ち上がることが関の山で、歩くことなど遠い夢のような状態でした。

「歩けるようにしたい」という母の要望を叶えることができるかわからないにしても、当時のリハビリをどれだけ続けたとしても、とても歩けるようになるとは思えませんでした。

そこで思い切ってリハビリの病院を変えることにしたのです。そこで担当となったのは20代の若い女性なのですが、母は初めて彼女が来た日にとても嬉しそうに電話をかけて来ました。「(父は)思っていたよりずっとよい状態なので、割と早く歩けるようになるかもしれませんよ!」

「車イスか、良くて歩行器で歩ける程度に」としか言ってくれなかった前病院にくらべ、「歩けるようになりますよ」という力強いことばは本当に母にとって嬉しかったのです。

事実、一度目のリハビリで補助を受けながら歩いた父は、その日のうちに一人で歩いてしまったのです。もちろん、「危険なので一人では歩かないでくださいね」と念を押されていたにもかかわらず歩いたことは、良くないことではありましたが。

その後、回を重ねるごとに良くなる父に、母はホッとするとともに、「勝手に歩き回るのが心配」というところまで感じるようになってきたのです。

リフォームの計画も白紙に

父が予想以上のスピードで歩けるようになっていることを受け、歩けないことを前提にしたリフォーム計画も見なおしすることにしました。

具体的には、段差をなくすバリアフリー、手すりの取り付け、玄関段差の解消、などが再考の対象でした。

手すりを付けても使わなかったり、かえってじゃまになることもあります。
また、バリアフリーも行き過ぎれば、身体能力を低下させることにもつながります。何十年の生活で当たり前だった段差は、転倒防止にもなりますが身体能力の低下にもつながりかねないのです。

このようなことから、前病院で推薦された工事はすべて白紙に戻すことにしました。
父がどれだけ歩けるようになるかわかりませんが、ひと通り回復し状態が安定した所で、本当に必要と思われる工事をしようということにしたのです。

寝たきりにはしないという気持ちを大切にする

病状によりけりで一概にいうことはできませんが、私は、

「家の中で寝たきりにさせない」
という気持ちがとても大事だ

と思っています。

歩くことができずベッドで横になる時間が多かった頃は、本当に寝る時間が長かったのです。今は椅子に座ってテレビを見たり、新聞を読んだりといった普通の生活の時間がかなり長くなり、けがをする以前の生活パターンに少しずつ戻っています。

自分で動き生活することによって、父は本当にイキイキとしています。
それはそうですね。自分の意思で動けるのですから、楽しくないはずはありません。
オシメでよし、寝たきりでよし、と思っていたら、どんなたいへんな生活になっていたことか想像に難くありません。

このようになったのも、母と私で「何とか父を歩けるようにする」と考えて行動してきた結果です。

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介護をどう受けるかは本人と家族の選択です

2013-02-03 / セカンドライフ / 0 Comments

父が介護になり母に負担がかかるようになった

大腿部の骨折をきっかけに父が介護認定を受けることになりました。年齢は高いもののバイクに乗って自由に動き回り、食事作りも母といっしょにやっていたことを考えると、小さな事故が引き起こした代償は大きいものです。自分で歩くことはできず、多くの時間をベッドで過ごすようになり、母の負担は急に大きくなったのです。

その過程で、入院先の病院から本人や家族の意向に沿わない介護サービスの提案を受けることが重なり、不信感のあまりケアマネージャもリハビリやデイサービスの介護施設もすべて切り替えることとなりました。

まだこれから様子を見て行かなければならないところはありますが、両親の安心した様子を見ると、決して間違ってはいなかったのかなと思います。

入院先の病院から一方的と感じる介護の提案がなされた

父は骨折による入院中に介護認定を受けることになり、退院前には担当の看護師やその病院付きのケアマネージャ、リハビリを担当理学療養士などが集まって対応を検討することになりました。

その頃から、自宅に訪問して行うリハビリやデイケアサービスを受けることが病院から一方的に提案されることが多くなりました。ケアマネージャは病院の専属ではないのですが、何かを相談してもすべて病院に通知され、病院側から説明を受ける事になってしまうのです。

例えば、あまりリハビリの状態が思わしくないことから、「リハビリに定評のある他の病院のリハビリを受けられないか」、「自宅のリハビリメニューを出してくれるというが、まだ出てきてない」といった相談です。

ほとんどのことはケアマネージャは対応せずに、病院に知らせてしまったのでした。

「歩けるようにする」という意識が希薄な病院のよう

手術前に執刀医から説明がありました。その時に「あれ?」と思ったことがあります。それは、

年齢から考えて、おそらく歩ける可能性は低いのです

という説明でした。
懸念を正しく伝えることは医師の役割とは思いますが、高齢で骨折したら「歩けるようにはなりません」と、端から諦めているような印象を受けました。

私は、「歩けるように努力するのが病院の役割でしょう?」と言いたい言葉を飲み込みましたが、あとで思い起こすと「歩けるようにして退院させる」という意識が希薄な病院だっだのではないかと考えるようになりました。

リハビリは中途半端で、素人の私が見てもとても歩けるようになりそうな内容ではありません。私が見たときは、歩行器を使った歩行訓練をしていましたが、歩行器で歩いている父の腰部分を後ろから強く上に持ち上げながら歩かせているのです。つまり、足にはあまり負荷がかからないような状態にして、歩かせているのです。実は、同じ頃母は父があまり歩けないことを心配して独自に歩行器で歩かせていたのです。その時は、母は何も手伝いませんから、誰の手伝いもなく本人は歩行器で歩いていたのです。

そして、その後病院から、

退院して自宅に戻ったあと、

  • 週に2回は自宅で訪問リハビリをする
  • (加えて)週に2回はデイサービスに行く
  • バリアフリー化をする期間は、介護施設に入る

といった提案が出ました。
介護施設とはどこか、と言えばその病院に隣接する系列の介護施設なのです。

父にも相談しましたが、介護施設に入ることは望まないと拒否されましたし、リハビリ自体も「今のリハビリは程度が低いので、続けても効果がない」とバッサリ言われました。

悪い見方をすれば、リハビリをそこそこにしておいて、歩けないままにしておいたほうが、病院から退院後は系列の介護施設を通うことになり、法人としては収入が増えるのです。まさかとは思いますが、それを狙っているのではないかと勘ぐりたくなるような様子だったのです。

結局ケアマネも介護施設も変えることに

母も同じように感じていました。
退院して数度の訪問リハビリは受けたものの、効果の無さそうなリハビリに終始しており、デイサービスも1度受けて父は全く喜んでいなかったのです。
本来はこのような場合に、他の良い介護施設を選んでくれたり、より方法を考えてくれるのがケアマネの役割だと思いますが、これを相談すればこれまでのように病院にすぐに通知されて、自分たちの考えはあまり通りません。
それを心配し、私はケアマネを変えてみようと提案したのです。

結果、母はやはりそうしたいと望み、ケアマネを変更することになりました。
ケアマネを変更したあとのことは、また次の機会に書きます。

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2011年の市場動向 エコノミスト嶌峰氏の分析

第一生命主席エコノミスト 嶌峰さんの話

「2011年の内外経済・市場動向」と題する、(株)第一生命経済研究所 主席エコノミスト 嶌峰義清氏の話を聞く機会がありました。とても元気な島峰さんの話はおもしろく、幅が広く、投資をする上でのヒントになることはとても多かったです。

(株)第一生命経済研究所 主席エコノミスト 嶌峰義清氏

正確にその分析内容を伝えることはできませんが、90分間の島峰さんの話を聞いて、私が理解したところはまとめます。

(株)第一生命経済研究所 主席エコノミスト 嶌峰義清氏のテキスト
  • 卯年は過去の72年の実績を見ると、日本経済は大きな成長を遂げた年に当たっている。世界景気の先行指標である、世界のIT投資は底打ちの兆候が見られる。2011年後半から日本経済は持ち直すのではないか。
  • 米国経済は回復基調にあるが、貯蓄率の上昇・住宅購入意欲の衰えなど、まだまだ本調子とは言えない。
  • 欧州は勢いにかげりが見られる。
  • 新興国では、中国・インド・ブラジルは引き続き成長するだろう。

やはり世界経済は今年も新興国頼みという状況なのかというように感じられます。とはいえ、新興国には投資マネーが集まりすぎていて、インフレとバブルが懸念されます。政策金利の値上げが間に合っていない国もあり、新興国なら一様にいいというわけではないとのこと。注意が必要でしょう。

日本の赤字国債

期せずして赤字国債のことについて話題に挙がりました。
嶌峰氏によると、

日本国債の95%を日本の機関投資家が持っているから安全と言われているが、だんだんそうでもなくなってくる。借金が増えていけば、世界の機関投資家からも狙われる(国債の下落で利益を上げる)状況に置かれる。狙われるようになれば、国債の下落、金利の上昇という事態が起きてこないとは言えない。

とのこと。
借金は大丈夫だという人と、そうではないという人がいます。借金は大丈夫という人たちの論点は、日本経済が破綻するかどうかということ。それが起きたらわれわれ国民にとっては大問題なのであって、それは絶対に起きないようにしなければならないのです。それに加えて、世界経済における製造業としての日本の影響力は縮小しており、人口減も考えるとこれまでのような経済成長は見込めません。相も変わらずの感覚で、あるいは景気回復を旗印に借金を増やし続けることは避けないといけないと思います。

嶌峰さんの話によって、日本国債が売られるシナリオのスタートはそう遠くはないんだと考えさせられました。

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両親の金婚式

2010-12-31 / セカンドライフ / 0 Comments

何の派手な演出もなく、
「おめでとう!」
と祝った両親の結婚50周年。

結婚記念日はいつ?と聞くと
「忘れた」

今年が結婚50周年と聞いてから、年末の私の帰省に合わせて両親と子どもだけ集まってお祝いをしようと決めていました。

父は夏より耳が遠くなり昨年買った補聴器の効果もかなり薄れてきました。今年の夏に買った集音器は家の中で、外に出るときは補聴器と使い分けていました。のんびりと家の中でくつろぐ時間が多い中、若いときから行きつけの雀荘にバイクで出かけるのが日課になっています。天候が悪ければバイクでは行くことができず、日課が週数回に減ることもあるのですが、雀荘まで身支度をして出かけ、いつもの仲間と会い、少なからず頭を使い(笑)、そして気が済んだら帰ってくる、といういつもの日々が父の元気の源となっているようです。

バイクではヘルメットをかぶるため余計音は聞こえづらくなります。それが心配でバイクをやめて欲しいと思うのですが、自分でバイクに乗っていくことこそが大事なことのようで、雨が降ると母の車に乗せてもらってまで行こうとは言わないのです。バイクをやめることは雀荘通いをやめることになりそうで、とても言い出せませんでした。

母は脳梗塞を患ったにもかかわらず、60歳を過ぎてからパソコンを習い、習字を学び、カラオケ塾に通い、元気いっぱいの毎日で今が一番楽しいと言います。心配なことは、今の年齢になっても車の運転が少々荒っぽいことです。私が心配して気をつけた方がいいというと、「また言われた」と舌を出すのみです(苦笑)。

半年ごとに帰るたび、少しずつ両親は衰えていく感じはしますが、それでもできる範囲で楽しく生きている二人にほっとして帰ってきました。

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「FPの日®」の無料相談会

2010-12-04 / セカンドライフ / 0 Comments

住宅ローンの借り換えの相談

日本ファイナンシャルプランナーズ協会 神奈川支部主催のFPフォーラムに参加しました。
フォーラムは、ファイナンシャルプランナーによる無料相談会とセミナーです。総勢20人を超えるスタッフでフォーラムは実現しました。

無料相談会には13組の相談がありました。私は、住宅購入(住宅ローン)についての相談を受けました。

ある方は、住宅ローン借り換えの相談でした。
なぜ借り換えしたいのかということを尋ねると、金利の支払いが数百万円安くなる見込みがあるとのことでした。確かに、現在契約中の住宅ローンは固定金利で2.7%で、残債は3000万円ありました。

繰り上げ返済で得する条件は、

  • 現在契約中の住宅ローン金利より0.5%以上低い
  • 500万円以上の返済残額がある
  • 残り返済期間が10年以上ある

です。

どのような住宅ローンを選ぶかにもよりますが、この方の場合、十分に借り換えの効果は認められました。

実際、ある金融機関で借り換えの効果は試算したようで、数百万円は安くなると見積もりが出ていました。

とはいえ、単に金利がもったいないということだけでないお客様の心配事というものが隠されていないかどうか、教育に対する方針であるとか、耐久消費財(車など)の購入や旅行計画などについても尋ねてみると、お子さまの教育にも力を入れたいので、中学からは私立に入れたいとか、現在の習い事が結構お金がかかることであるとか、このままの状態で将来は大丈夫か?という漠然とした不安をお持ちであることがわかりました。

iPadによるキャッシュフロー表作り

そのような不安を見通すには、キャッシュフローを作ってみることが効果があります。
年間の収支などを伺って、簡単にシミュレーションして見ることにしました。

ここで、私が持参したiPadの出番でした。iPad用に作ったキャッシュフロー表にお客様のデータを打ち込みました。お客様に見せるときも、テーブルの上で回転させるだけです。
ノートパソコンの画面をお客様に見せるのは意外とたいへんです。スクリーンが立っているために、お客様が見やすいようにスクリーンをお客様に向けると、自分は全く見えなくなってしまうのです。このような問題はiPadが解決してくれます。

その結果、お子さまが私立に入ったとしても、現状のキャッシュフローで言うならば問題はなさそうでした。しかし、この方の一番の問題は、退職して収入がなくなると、一気に収支が悪化してしまうことです。

原因のひとつは、住宅ローンの完済が70歳になっていることでした。この方の年齢では65歳にならないと満額の年金はもらえません。今後60歳以降の再雇用や就業は増えると思いますが、それでも確実ではありません。その中で、年額150万円近くを支払っていくのは、年金の先細りを考えると本当に心配です。

そこで、住宅ローンの借り換えを機に、定年(60歳)までの完済を計画してはどうかとアドバイスしました。この方は、繰り上げ返済をしっかりやってきている人ですので、住宅ローンの契約期間は60歳以降にして月額返済額を軽減し、繰り上げ返済により期間を短縮していく方法を併せて考えても良いのです。

50分では足りない

相談時間の50分目一杯かかり、ぎりぎり終了できました。
より正確なキャッシュフローの作成のためには、家計の収支をより詳細に見ることが必要ですし、借り換える住宅ローンの期間や返済額に応じたキャッシュフローを作ることも大切でしょう。そのためには50分では時間が足りません。本日できるのは50分間までですと、最初にお客様には伝えてあります。

とはいえ、限られた時間の中でもお客様にはたいへん喜ばれた時間でした。アンケートでも「非常に役に立った」と回答していただき、私の心も幸せでした。
この方のこの先をもう少し支援してあげたい気持ちです。

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ベストセラー小説「孤舟」はちょっと残念

2010-11-12 / セカンドライフ, 書籍 / 0 Comments

ハッピーエンディングの参考書かと期待しましたが・・・

定年退職した元大企業役員が、妻との生活の中で邪険にされ、しまいには妻と娘に見放されて一人暮らしを強いられる話し。身につまされる人も多いせいか、50代・60代の男性を中心にベストセラーになっている作品。

毎日家にいる夫に嫌気をさして妻と娘が家を出て出て行き、一人の生活に陥ったところまでのストーリーはすごくよかったと思う。いまどき妻に「水」のひと言で水を持ってこさせる夫がいるのかと思いつつも、そういう時代の人だからこそ妻に愛想をつかされてしまうのでしょう。役員まで登り詰めながらも、仕事一筋でやって来て仕事以外に特別な愉しみを持たない男の悲哀を感じさせました。

家の中での横柄さや身勝手さの描写はすごくよかったと思うし、「どうしてこんなに女性の心がわかるの?」という女性読者の感想がなるほどと思える内容でした。

妻と娘が出て行った後、家にいても特段にすることはなく、かといって昔の仲間に連絡をするのは暇をもてあましていることを知らせるようで嫌だというプライドが邪魔をしてそれもできない。やむなくデートクラブに向かうあたりは安直だなとは思ったものの、デートクラブの女性と食事に行くのに大枚をはたいてしまったり、妻が突然帰ってしまうかもしれない家に呼び寄せたり、この先どうなってしまうんだろうと期待させた。

これもある種の渡辺淳一ワールド

デートクラブの女性と一線を超えたいといろいろ画策しながら、最後まで機会を得られないところは、やはり孤独の演出かと思っていたのに、結局妻は娘とケンカして自宅に帰り、もとのサヤに収まってしまう。デートクラブの女性は結婚を機にやめてしまうが、「他の横柄なおじさんたちとは違う」と褒められ、すごく満足してしまう。

仕事一筋で家庭を顧みなかった男でも、自分のお金を自由に使うチャンスをつかみ、若い女性とももたまには会えることになり、なんだか男に都合の良い話になっているのではないか?

結局、男の視点で書かれたいつもの渡辺淳一ワールドではないか、と思わされた一冊でした。
企業戦士(死語ですね)にもっと危機感を煽ってくれるかと思ったのですがね。

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父の誕生日祝いは、悩んだ末にラジオ

2010-10-19 / ココロ, セカンドライフ / 0 Comments

今年も父は誕生日を迎えた。

こう書くと、父の長生きが意外なことのように響くかもしれないが、決してそういうわけではない。14年前に食道癌を患った父のことを思えば、今の長生きは本当に喜ぶべきことである。
そして、毎年誕生日のお祝いを何にしようかアタマを悩ますのである。
決して何かを欲しがる父ではないし、かといってとりあえずのものを贈ると気を遣わなくていいと言う。
以前、父がリンゴが好きだというのでリンゴを数年間贈っていたが、食べて消化するのもたいへんと聞き、その後やめている。

デジタル放送時代に野球中継を見るのは意外と高い

父は野球が大好きである。しかも、ちょっと地味(失礼!)な中日ファンだ。北陸という地方のせいか、中日ファンは多い。
もともとテレビの放送局が多くないので、野球の中継は少ない方だ。中継のない時、父はハンディラジオを手に野球中継を聞くのである。

そうだ、野球中継を見れるようにしてあげよう!

これはいいことを思いついたと思ったものの、野球中継を見れるようにするには、スカパー!に入るか、フレッツ光回線を契約するか、ケーブルテレビに加入する必要がある。いずれも毎月使用料が発生する。

私の両親は、こういうものを喜ばない。ほとんど使わない父の携帯を解約しようかと相談を受けたばかりだった。
じゃぁ、BS放送アンテナだけでも立てれば、これまでより中継が見れるようになることは間違いない。
しかし、これもダメだ。というのは、BSを見るにはNHKとの契約が必要で、これまた毎月受信料が発生する。

こうなると、父が野球中継を無料で見る(聞く)ことができるのは、ラジオしかない。iPhoneでインターネットラジオを聞くのも悪くないと思ったが、iPhoneの契約だと今より高くなるし、3G契約じゃないとしてもインターネット接続とWiFiが必要だ。インターネット接続は確実にお金が発生する。

そんなこんなでラジオに絞り探してみると、意外とたくさんある。しかもラジオ専用機で高感度。ソニー製品がいまだに多いことに驚くばかり。結局、ソニー製の大型ラジオにした。チューニングはアナログだが、局選びが大きな操作ボタンで昔ながらの方式だったので、父でも使える。しかも、とても感度が高いらしい。これしかないと選んだ。

大事なのは相手のことを考えて選ぶ気持ち

私は良くAmazonを利用する。ほとんどの場合書籍の購入だが、書籍なら注文から2日もあれば届く。父の誕生日まで2日と迫ったその日、使い慣れたAmazonで注文をかけた。2日後に届くことを期待して。
だいたい、そうやって押し迫ってから行動すると、思ったようにならないもの。案の定、ラジオは4日遅れで届いた。それには正直がっかりしたが、父は喜んでくれた。

日本シリーズならテレビ中継されるだろうけど、クライマックスで中日の試合は見れないだろうから、感度のいいラジオで聞いてや

そういう思いを伝えたら、「クライマックスはラジオもやっとらん」という意外な父の返事。ちょうどパリーグのクライマックスをやっている時期だったが、ラジオ中継はなかったようだった。

「あれ!?、そうなの・・・」ちょっとがっかりしつつも、「野球のラジオ中継は来年もある」と自分を言い聞かせる私。
「日本シリーズなら中継はあるよ」と言う父。

そうだとすると、クライマックスで中日がセリーグ代表として勝ち残ってもらわないと、今年野球中継を聞く機会はなくなる!

決して高価ではないラジオだが、「父の趣味をより楽しめるように」と考えた挙げ句の選択は、お世辞もあるとはいえ喜んでくれた。これひとつのことで実家の父と数回の電話のやりとりが発生したのは、それだけでも価値があったかなと思う。

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